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22歳 4月 vol.36

安堵
『そう…私が飼い主ですよね?
逝ったら終わりと言いましたか?
手を休めていいと言いましたか?』

『おっしゃいません!申し訳…。』

《ビシャ!ビシャ!ビシャ!ビシャ!》

『役立たず!』


いつもの奈美様より恐ろしい迫力。


『一度、警察に行くといいのよ!
そうだ!警察のみなさんが来るまでそうやってペニスを扱き続けなさい!
みなさんに見て貰うといいわ!
おまえのオナニーショー!』


これが奈美様の飴と鞭だと知るのはまだまだ先の事です。
飴と鞭が両極端…。
しかも…
その飴と鞭が強引ではなく…
全て辻褄が合うのです。
そして…
その飴と鞭にボクは溺れていくのです。


『逝く…逝く…逝ってもよろしいでしょうか?』


この期に及んでも…
奈美様の恐ろしさに震えながらも…
逝きたがるボクの卑しさに…


『まぁ!』
と、奈美様独特の嬉しさの交じった感嘆の声を聞かせてくださいます。


『お逝きなさい!
逝っても手を休む事は許しませんわ!
永遠に扱きなさい!精液を出し続けなさい!
おまえは精液製造機械よ!』

『あぁ…』


2回目の絶頂を済ませても許されません。
逝った後のペニスに刺激を加える事が…
どんなくツライくせつない自慰になるのか…
男性のみなさんならおわかりでしょう。
3度目を迎える直前!


『おやめ!』

『でも…でも…もう少しで…逝きます…』

『だめ!手を離しなさい!終わりよ!』

《ビシャ!ビシャ!ビシャ!》

『あぁ…も、申し訳ありません。
2回も逝かせてくださってありがとうございました。』


逝けそうな快感に、名残を惜しみながら手をペニスから離し…
崩れるように奈美様の前に跪きました。


『私の命令はおまえには絶対ですわ!
止めなさいと言ったら、すぐに止めるのです!』


奈美様の御命令は絶対です。
しかしながら逝く寸前のペニスには…
少々荷が重すぎたみたいです。。
3度目を迎えられない悔しさに…
ベニスが怒ったように脈打ちます。


『さあ!最高のご馳走ができあがりましたわ!
ふっふ!奴隷水とでも名付けましょうか?
洗面器の水をお飲みなさい!』

『はい…ありがとうございます。』


洗面器の中には水が半分程張っていました。
ボクの陰液と、奈美様の聖蜜で味付けされた水。
そして水底には、2本の筋となった精液が沈んでいました。
洗面器を両手で恭しく持ち、一気に全部を飲み干しました。
精液の粘着室が口の中に残りましたが…


『美味しくいただきました。
奈美様の聖蜜で味付けしていただいたお水は…
今まで飲んだどの飲料水より美味しかったです。』


伏してお礼を申し上げると…。


『そう!よろしくてよ!』
聖母のようなお声をかけてくださいました。

『蓄奴よ!』

『はい!』


蓄奴の姿勢に直ります。


『よろしくて?きょうの調教を肝に命じなさい!
おまえは専属への道は遠いわ!
油断が多過ぎます。
早く私の自慢の奴隷になれるように努力なさい!』

『はい!』(涙)

『睾丸の痛み、ペニスの痛みはどう?』

『夢中で忘れていました。平気です。
お気遣いありがとうございます。』

『良かったわね。
これからも睾丸打ちはしますからね。
覚悟なさい!
きょうのように笑顔で…しっかり受けなさい!。』

『はい!ヨロシクお願いします。』(号泣)

『ペニスは私のヒール置きに使ってあげたりできるけど…
睾丸はおまえの精液を作る為にしか使えませんわ。
私にとっては、何の役にも立たない肉の固まりです!
せめて鞭の的くらいにならなくては…使い途がないでしょ?ふっふ!』

『ありがとうございます。』(号泣)

『それに…おまえが女のコになったら…この痛みともお別れですわ。
しっかり今のうちに味わっておかないと二度と味わう事はできなくてよ。
わかるわね?』

『は、はい…う、嬉しいです…ちゃんと味あわせていただきますぅ。』(号泣)

『よろしい!きょうの調教は終わりです。合格よ!』

『奈美様!本日の御調教ありがとうございました。』


またまた涙でした。
先月の不合格後の苦しみから、やっとの思いで合格をいただけました。
自分で招いた不徳を、奈美様の寛大な計らいで取り戻す事ができました。
全ては奈美様のおかげです。
ただ…心の中に不安もあります。
それを…恐る恐る奈美様に伺いました。


『奈美様…失礼な事を伺いますが…警察には…やはり…』

『ふっふ!夜が明けたら警察が来てしまうかも知れませんね。
一度、変質者として警察に行ってみる?ふっふ!』


奈美様の冗談とも本気とも取れるお言葉に戸惑っていると…。


『心配入りませんわ!警察の方には私から上手く説明しておきます。
個人的な事で、事件にするつもりはないので見逃がしましたと。
証言テープを元に、弁護士を通して個人的に慰謝料をたっぷり貰うと言っておきますわ!』


奈美様は笑いを堪えながらおっしゃっているようでした。
サークルの仕組んだ罠と知らないボクだけが…
冷や汗をタップリかいていたのを覚えています。


奈美様にシャワーを浴びるように命じていただき…
先程の監禁室の浴槽でシャワーを浴びました。
監禁室でお洩らしした陰液と精液は…
奈美様が洗い流してくださったようで…
拘束椅子には残骸すらありませんでした。
シャワー浴び終え、お掃除を済ませてから監禁室を出ました。


奈美様は床掃除をされておられました。
《床掃除なら、ボクにやらせてください》とお願いしたところ…
《それなら一緒にやりましょう》と、おっしゃられたのでお手伝いさせていただきました。
《奈美様もシャワーを浴びられてください》とお願いしたのですが…
《おまえが帰ったらゆっくりお風呂に入りますの》
とおっしゃいました。


時刻は朝の5時半。
全てが終わり、再び奈美様の前に土下座をさせていただきました。


『奈美様!貴重なお時間を、見習い奴隷にお使いくださってありがとうございました。
本日の御調教、身に染みて感謝しています。』

『そう。良かったわ。
ところでおまえ…着ていくものが無くてよ。平気?』

『はい…まだ暗いので隠れながら気をつけて帰ります。』


着てきたお洋服は、全て警察に没収されています。
全裸で帰宅…本当は少し不安でした。
自転車で自宅まで、頑張って漕いでも30分くらいかかります。


『ふっふ!あははは!
優等生のお答えね。
それは専属のお答えです。
早くも専属気取りかしら?
半人前のくせに!ふっふ!』

『そんなつもりで申し上げた訳では…』

『ふっふ!冗談ですわ!ほら!』


と、奈美様が脱衣籠を渡してくださいました。
その中には、あのプランターの水の中に沈めたボクの衣類が…
すっかり乾いて畳んでありました。


『こ、これは…』

『おまえの大切なユニフォームでしょ?』

『は、はい…
ですが…
警察の方が持ち帰られたのかと…』

『あははは!
さすがに警察も、花壇の中におまえの着ているものが入っていたとは思わなかったようね。
おまえを監禁している時、私が拾ってきましたの。
花壇に水が張ってあるとは計算外でしたわ。
ユニフォームは乾かしたけれど…
バックの中やお財布までは乾かなかったわ。
ごめんなさいね。』

『とんでもありません!
何から何までお手数をおかけして申し訳ありません。
ありがとうございます。』


奈美様のお優しさが嬉しかったです。


『裸で帰すにはまだ修業が足りなくてよ。ふっふ!
その命令は専属になれてからのお話です。ふっふ!』

《いずれ専属になる事ができれば…
ボクの住んでいるお部屋からこの御調教室まで…
全裸でお伺いするご褒美をいただけるのでしょうか?》
そう願い、頭を下げながら思いました。


『頭をお上げ。顔を見せなさい!』

『はい!』

『まあ~!きょうは大事な入社式でしょ!
そんなに目を腫らして大丈夫ですの?』

『はい!部屋に帰って氷水で冷やします…
ペニスも睾丸と一緒に…(笑)』

『入社式には間に合いますの?』

『はい!家から自転車で通える距離なので十分に間に合います。
それに入社式は10時からなので平気です。
それより奈美様のお体の方が心配です。
ボクの為に…ひと晩中…お付き合いいただいて…』

『ふっふ!私はこうみえても丈夫なの。
おまえより体力はありますわ。ふっふ!』


《美しい…奈美様を表現するお顔、御腕、御美脚…
どれをとっても寸分の狂いもなく作りあげた宝石です。


『最後にひとつ。社会人になるおまえに忠告があります!
そのまま泣かずにお聞きなさい。』

『はい!』

『おまえは私の見習い奴隷です。
見習いと言えどもおまえは私の所有物。
おまえの体、心も自身の物では無くなったのです。
おまえの全ては私の物です。
おまえの本当の姿は、私の調教を受け、私の前にひれ伏すマゾです。
私の目の届かない場所で暮らしているおまえは、私が与えている仮の姿ですわ。
本当のおまえではありません。
仮の姿の自分を、私から与えられている姿と思いなさい!
しっかり働いて一番におなり。
本当のおまえも一番。
与えられている仮の姿でも…
必ず一番になりなさい。』

『はい!』

泣くなと言われても…
これほどありがたいお言葉に感激しない方が無理です。
ボクは奈美様の物。私生活も奈美様が与えてくださったもの…
人生観が変わりました。
日々暮らす様々な事が奈美様からの授かり物だとしたら…
一分一秒も無駄なんてできません!
嬉しい事はもちろんですが…
悲しい事も…
楽しい事も…
これから起きる日常の全ての出来事が…
奈美様がお与えくださるものだなんて!


『泣くなと命じたのに…悪いコね!』

『申し訳ありません。でも無理です。
ありがいお言葉をいただいて…
ありがとうございます。ありがとうございます。』

『それとね。仮の姿のおまえにプレゼントよ。』

奈美様は紙包みをくださいました。
中には本が3冊。
『お茶の入れ方入門』
『身だしなみチェック』
『徹底的お掃除術』
の3冊でした。

会社には誰よりも早く出社して…
誰よりも早く美味しいお茶を入れなさい、と奈美様はおっしゃいました。
お茶に限らず、珈琲、紅茶など全ての飲み物を…
完璧に美味しく出せるようにとお教えくださいました。

身だしなみも、毎日の洗濯の仕方や、アイロン掛け。
靴磨き等などを、女物や男物に限らずマスターするようにと。
お掃除についても、自分のお部屋から会社の机まで…
いつでも綺麗になさいとおっしゃいました。


そして…。
『本物のおまえにもプレゼントを与えますわ!
欲しいでしょ?私の下着…ふっふ!』


奈美様はパンティーを2枚と、ストッキングをくださいました。
一枚は監禁室で口枷に使われたパンティー。
洗面器に聖蜜を味付けしてくださったパンティー。
いずれも高級なシルク生地です。
ボクが履いているパンティーとは明らかに違います(笑)
ストッキングも、手触りの良い高級なものでした。


『ありがとうございます。
こんなに幸せでいいんでしょうか?
嬉しくて胸が張り裂けそうです!』

『全く!おまえの調教には下着が何枚あっても足りなくてよ!ふっふ!
お洗濯しても使う気にはなりませんもの。あははは!』


奈美様はお笑いになられました。
ボクは奈美様のお言葉に嬉しさもありながら…
重大な責任も感じました。
奈美様の下着を汚させてしまうのは…
ボクの責任です。
奈美様の聖域から流れる聖蜜を…
今のボクはお掃除して差し上げられない立場です。
ボクは見習い奴隷です…

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